こんにちは、なおじ(@naojisan5)です。
「恋人とケンカした・・・」
「上司とうまくいかない・・・」
「テストができなかったから学校に行きたくない」
そんな人間関係に悩み、ネガティブになっている方に『マンガで分かる心療内科アドラー心理学編』を紹介します。
この本は精神科医ゆうきゆうとマンガ家ソウのタッグで描かれた作品で、ベストセラー『嫌われる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教え』のマンガ版です。
細かい活字だらけで難しそうな『嫌われる勇気』の内容を、マンガで分かりやすく学ぶことができます。
この記事では第1章から第9章まである内容のうち、第4章から第7章までを紹介します。
アドラーってなにもの?
フロイト・ユングと並び称される心理の三大巨頭とされています。
・・・あまりピンときませんね(笑)
私は3人とも知りませんでした。
マンガの表紙の「トラウマなんて存在しない!」という言葉に興味があって買ったので・・・。
しかしベストセラー『7つの習慣』を書いたスティーヴン・コヴィーや精神医学者フランクルなど、有名な多くの心理学者たちがアドラーの影響を受けているとされています。
つまりすごい精神医学者ということですね。
このマンガを読む前に注意!
このマンガの内容は、表紙にあるセリフ「トラウマなんて存在しない!」や、ほかにも「『かわいそうな人』なんていない!」など、けっこうきびしい内容です。
トラウマで悩んでネガティブになっている方に向けた作品ですが、解決どころかよけいに傷ついてしまうかもしれません。
私がはじめて読んだのは27歳ころで、本の内容が自分を否定しにきていると感じて、きびしいセリフを直視できずに読み飛ばしていました。
いま33歳になって読み返しても、まだ少し直視するのが怖いです。
Amazonレビューでも同じように感じた人がいました。
ただ誤解しないでほしいのは、アドラー心理学はトラウマに悩んでいるあなたを否定しにきているのではないということです。
トラウマのことは置いておいて、今から変わっていけばいいじゃない!という教えです。
アドラー心理学が身につくまでには、今までの人生の半分が必要だろうと書いてあります。
今まで積み重ねた考え方を、完全に変えるのは大変なことですから。
私がはじめて読んだのが27歳なので、身につくのは40~41歳ということですね。
そのころにはきびしいセリフも読み飛ばすことなく、直視することができるのかもしれません。
あなたもアドラー心理学にふれて、少しずつ変わっていけたら良いなと思います。
第4章 人間はみな対等である!
すべての人に『上下の差はない!』
・社長が部下に命令するのは、ビジネスとして『報酬を払い』『指揮をしている』だけ
・『上から目線』で話すことで相手も反発し、人間関係はギクシャクしてしまう
・人をしかりたくなったら『上から』話すのではなく『対等に』話すこと
人にプラスの気持ちを与えたいときに心がける3つのこと
・『いい面を伝える』
・「ユー・メッセージ」ではなく『アイ・メッセージ』
・『ありがとう』と伝えること
人は今を一緒に生きる『仲間』
・他人を見下さない
・他人にへつらわない
・どんな人間も同じ位置に立ち、今を一緒に生きる『仲間』
第5章 他者を信頼し貢献せよ!
人間は「共同体」の中で生きている!
『社会』という共同体で生きているとハッキリ意識し、その上で幸せになるために行動することが大切
↓具体的には・・・
大切なのは「他者信頼」「他者貢献」「自己受容」
・『他者信頼』他人を信じてあげる
・『他者貢献』他人を幸せにする
・『自己受容』「自分自身に価値がある」と受け入れる
幸せになるための方法は『ありがとう』を作り出すこと!
・『これさえあれば一生幸せ』なんてものは存在しない
・今つらいと感じるなら、それはいま世界の中で孤独だから
・幸せになるための方法はシンプルに『ありがとう』を作りだすこと
第6章 課題は分離せよ!
「他人の課題」と「自分の課題」は別!
・他人のイライラを解消してあげようと行動しない。
・イライラを治すのは本人の課題
特に相手がネガティブな感情を抱いているときに、それを自分が抱え込もうとしてはいけない!
・「イライラを態度に出せば機嫌を取ってもらえる」と『甘える』ことを学習してしまう。
・完全に無視するのではなく、相手から相談してくるまで『見守る』
誰の課題か判別するためには「それを放置して困るのは誰か」と考えること!
・ニートが『仕事をしないと困る』のは本人であるため、『本人の課題』
・他人の課題に踏み込まない、自分の課題に他人を踏み込ませない
第7章 嫌われても気にするな!
君が『人のためになる』と信じることをしよう!
・「嫌われても気にするな!」とはいえ、他人に迷惑をかけて嫌われるのは×
・良かれと思って何かをして、結果的に嫌われても気にしない
・親切行為をして10人に嫌われても90人が喜ぶならOK!
60点でも70点でもいいから作品を発表しよう!
・どんな作品も『カンペキ』なんてことはない
・悪口のなかにも建設的な意見がある
・他人の意見を知るために、とにかく早く作品を発表してしまう
・カンペキを目指し全員に好かれようと思うと、他人の顔色ばかり見て生きなくてはならない
・大切なのは自分が信じる行動をすること、自分の人生を生きていくこと
終わりに
『マンガで分かる心療内科アドラー心理学編』の第4章から第7章を紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
『メンタル』をマンガで学べるこの作品。
ぜひ手に取っていただけたらと思います。